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「認定ファンドレイザー®」資格認定制度

Certified Fundraiser

認定ファンドレイザーとは

社会課題を解決するために、続々と生まれる魅力あるNPO・社会起業家と、社会貢献に関心のある7割の日本人(2013内閣府調査)をつなぐパイプラインが「ファンドレイザー」です。

准認定ファンドレイザーと認定ファンドレイザー

認定ファンドレイザー資格制度は、まず、ファンドレイジングの基本的な要素を抑えることを目的とした、未経験者でも取得可能な「准認定ファンドレイザー」と、3年以上の有償実務経験も踏まえて、包括的なファンドレイジング力が問われる「認定ファンドレイザー」の2つの階層による資格試験となっています。

認定ファンドレイザーの魅力

認定ファンドレイザー資格制度は、アメリカのCFRE(Certified Fundraising Executive)を筆頭に、世界の様々な国において既に資格制度として存在しています。その資格制度を設ける趣旨は、「技能の認定により、ファンドレイザーのスキルを向上させる」「倫理を守るファンドレイザーを増やす」「後進の指導や、寄付市場拡大に向けて指導的立場に立つ人材を育成する」ということにあります。日本ファンドレイジング協会でも、海外のファンドレイジング協会と連携して、日本型のファンドレイザー制度を構築しています。

ファンドレイジングの範囲は、単なる広報スキルに留まらず、組織の成長・発展戦略の検討をする能力や個人的なプレゼンテーション力まで、幅広く含まれます。NPOという存在が、社会から様々な経営資源を共感を軸にして集めることを通じてミッションを達成するということは、全てのNPOにとって共通です。共感力を強めることが事業や組織の強化にもつながります。その意味では、認定ファンドレイザー資格制度は、NPOの全てのマネージャーにとって必要不可欠なスキルと知識の体系化です。まさに、「NPO総ファンドレイザー」とでもいうべき状態を目指しています。
この資格制度についての詳細は、「認定ファンドレイザー資格認定制度規約」をご参照ください。

認定ファンドレイザー資格を取得するメリット

  • ファンドレイジングの全体像が理解でき、
    自分の体験や個々の研修などで得る学びを体系化することができます

    受験するために必要な研修では、体系的にまとめられた300ページのテキストを用います。テーマ別の研修も用意されており、ファンドレイジングに関する様々な知識をすぐ使える形で体系的に学ぶことができます。

  • スキル・知識・経験をアピールでき、社会からも信用されます

    専門的な知識・経験を有することが客観的に判断されるようになり、取得者自身や在籍する団体の評価向上につながります。お名前等を公開し、対外的にアピールさせていただきます(ご同意いただいた場合)。また、「ファンドレイジング行動基準」に同意して頂くことから、ファンドレイジングにおける倫理を守る存在として、社会から信用されます。

    ※「ファンドレイジング行動基準」策定の基準となった、「International Statement of Ethical Principles in Fundraising(ファンドレイジングにおける倫理原則に関する国際声明)」の日本語訳はこちらからご覧いただけます。

  • 資格取得後、様々な学びの機会や他の認定ファンドレイザーとの
    交流の機会を通じて技能のレベルアップが図れます

    認定ファンドレイザー取得者向けの様々なプログラムを用意しています。その中では最新情報を得るだけでなく、協会諸事業のアドバイザーや研修講師、後進の指導といった活動によって、自身のレベルアップにつながります。

  • 資格保持者が団体にいることで、助成申請の際に評価の向上になります

    日本最大の助成団体である「日本財団」、愛知県初の市民コミュニティ財団である「あいちコミュニティ財団」などの助成申請書には、団体内の認定・准認定ファンドレイザーの有無を記載する項目が設けられています。

  • 個人としての待遇の改善につながります

    北米地域では、同じファンドレイザーでも資格取得の有無で、年収で平均2万ドル(160万円)程度の待遇差があります。日本でも「ファンドレイザー」という職が認知され、適切な評価を得られるように取り組みを行っており、求人募集でファンドレイザーの資格保持者に、手当がつくようになったケースもあります。

受験までの流れ

准認定ファンドレイザー

  • 准認定ファンドレイザー必修研修(1日)
    選択研修(9ポイント)受講
  • マイページに研修受講IDコード入力
  • 試験申込(マイページから)
  • CBT試験【コンピューターテスト※】
  • 合否通知(1.5~2カ月後)
  • 倫理宣誓書署名および会員資格確認
    (その時点で会員申込可)
  • 准認定ファンドレイザー資格証発行

認定ファンドレイザー

准認定ファンドレイザー取得者のうち、ファンドレイジング関連の有償での実務経験が3年以上あるもの

  • 認定ファンドレイザー必修研修(2日間)
    選択研修(6ポイント)受講
  • ファンドレイジング戦略レポートの作成
  • CBT試験【コンピューターテスト※】
  • 合否通知
  • 認定ファンドレイザー資格証発行

※CBT試験とは会場設置のコンピュータをつかって受験するテストです。コンピューターを使って試験を受けていただくため、マウス操作や記述式問題の際にはキーボードを使った文字入力が必要となります。

ファンドレイジング・スクール

アドバンスド研修

准認定ファンドレイザー資格取得者が、本物の実践力を身につけ、ステップアップするための1年間の育成プログラムです。ケーススタディや相互学習といった経験学習ができる「アドバンス研修」と、志ある仲間との「ゼミ形式」での学習が特徴です。期間中1回認定ファンドレイザー研修を無料で受験することができたり、修了者には有償実務経験を1年獲得することができます。

また、准認定必修研修受講者は、アドバンス研修を単科受講することもできます。